8020達成者 38.3%
先日、6年に1回行われる歯科疾患実態調査の結果が、厚生労働省から発表されました。
厚生労働省ホームページ→http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/62-23.html
調査結果概要→http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/62-23-01.pdf
今回発表されたのは、平成23年の行なわれた歯科疾患実態調査の結果。
色々な項目が調査されていますが、今回特に目立ったのは高齢者のお口の中の歯の数が増えて来ている事。
「8020を目指して」と言われますが、お口の中の健康維持の1つの目標で、患者さんにも「私は8020大丈夫ですか」とよく聞かれます。
80歳で20本の歯が有れば、とりあえず食事にはあまり不自由しないということで、これをテーマに随分と色々な歯科の行事が企画されてきました。
今年の8020達成者は推定で38.3%と言う結果です。
これは前回の平成17年の調査より14%も増加しています。
またデータから推定すると,80歳で平均13.9本の歯があります。
ちなみに、平成17年調査における80歳の1人平均現在歯数の推定値は9.8本(平成5年5.9本、平成11年8.2本)
最近急速に結果が良くなってきています。
やはり日本人の歯は確実に長持ちする方向に向かっています。
下のグラフを見ても毎回調査の度に、良くなっているのが分かります。
(厚生労働省データより)
特に65歳から79歳までの伸びが大きいのがわかります。
シルバーエイジの方のお口の健康が改善されるのは、本当に良い事です。
これからも新潟市秋葉区うめつ歯科医院では、歯を出来るだけ削らない、抜かないをポリシーとして歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士がチームプレーで貢献していきたいと思っています。