歯周病学会学術大会
2016-10-19
先週の金曜・土曜日と新潟市の朱鷺メッセで日本歯周病学会学術大会がありました。
金曜日は診療させていただき、うめつ歯科医院スタッフ(勤務医の深町先生、歯科衛生士7名)と土曜日に一緒に参加してきました。
歯周病学会は1年に二回、春と秋に学術大会があります。その中で学会の認定歯科衛生士や専門医・認定医は所定のプログラムを受講する義務があります。
今回の認定医・専門医教育講演のテーマは「歯周炎の予後に咬合性外傷が与える影響について」でした。
歯周病の治療を行う際に、原因となる歯周病菌をプラークコントロールで減らすことは、最も大切な治療の基本となります。しかしそれだけではなく実は歯や歯の周りの組織の歯を支えている骨、歯茎等に加わる噛む力をコントロールすることも非常に大切なことです。
従ってうめつ歯科医院に歯周病の定期検査に来院される患者さんを拝見する時は、プラークコントロールの状態、歯の揺れ、歯茎や歯を支えている骨の状態だけでなく、噛み合わせの状態の確認を必ず行い、過剰な力のかかっている歯の調整等も行います。
今回の教育講演でも、噛む力をコントロールすることが、長期の歯周病の治療にとても大切と各種の研究の結果を示して説明していました。