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2012年2月の記事

咬む事の大切さ1

2012/02/28

 前回、Skypeのフィリピンの英語の先生が、お子さんに野菜を食べさせようとジューサーで,自家製ジュースにしていたと書きました。

咬む事の大切さをお話しして、ジュースは止めるようにお勧めしました。
咬む事は本当に大切です。
具体的に野菜を例に挙げて考えてみましょう。
栄養的な事はもちろん大切ですが、野菜をしっかり咬んで食べることで、どんな効果があるでしょう。
1)繊維性の食べ物や硬い食べ物に、歯や歯ぐきがこすられプラークが取れるので、歯や歯ぐきが清掃され、むし歯や歯周病の予防できることです。
2)咬む事での歯並びや顎の骨の発育に対する効果です。
3)口の回りの筋肉、舌の動き等、飲み込みに関係する機能の発達に対する効果です。
今回は1)の清掃効果についてです。
繊維性や硬い食べ物を食べると、それらを咬んで飲み込むために、柔らかい物や、ジュースなどより、沢山の回数を咬まないと行けません。
そして、それらの食べ物を咬むことで歯や歯ぐきの表面がこすられます。
この「こすられる」という事そのものが、歯磨きと同じ効果があります。
犬や猫を飼っている方は、ご存知だと思いますが、缶詰等の柔らかいものを餌にしている場合は、硬い固形の物を食べている場合より、歯周病になりやすいものです。
歯周病で歯が抜けるなんて、野生の動物にとっては、生存自体の脅威です。
従って、ワンチャンなどの歯周病予防していくには、硬い食べ物を上げた方が良いです。
野菜や硬い物をしっかり咬んで食べて行くことは、歯磨きそのものです。
現代人は古代の人より、硬いもの繊維性の物を食べなくなってしまったので、その代わりにフロスや歯間ブラシ、歯ブラシを使って歯を磨いてるんですね。

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