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2012年1月の記事

歯ぎしり、噛み締めの見分け方

2012/01/27

 歯ぎしり、噛み締めの習慣で歯が割れる、歯周病が悪化してゆく事は前に書きました。

歯ぎしりは寝ている間にすごい音がしますので、他人に指摘されて自覚している方も多いと思います。
しかし噛み締めを自覚されている人は案外少ないでしょう。
私たちが見るとすぐわかりますので、「患者さんに噛み締めの癖がありませんか?」とお伺いしても、かなりの患者さんは「していません」と答えられます。
それは夜寝ている時にしている方が多いからです。当然気がつきませんね。
もちろんTCH(Tooth contact habit)と言って、昼間も無意識に噛み締めている人もいます。
この噛み締めや歯ぎしりで起きる意害作用は、上に書いたことも含め色々あります。
○歯が割れる
○歯周病が悪化する
その他歯周病を悪化するリスクについてはこちらを見て下さい
      ○顎関節症で顎の関節が壊れてゆく
    ○肩が凝る、朝起きると口が開けずらい
    ○歯がしみる、咬むと痛い
○歯が削れる
ざっと考えてもこのくらいの事が上げられます。
これらに思い当たった時は、鏡で良く自分の歯を見て下さい。
この写真の矢印のような状態の時は、噛み締めや歯ぎしりで歯が削られているんです。
この歯は糸切り歯ですが先端が削れて平になっています。年齢は30歳前半で女性です。
そして上の歯に、このような削れ方を見つけたら、下の歯のどの場所が合わさっているかを見て下さい。
噛み締め、歯ぎしりの少ない人の糸切り歯です。糸切り歯の先端がきちんと尖っています。これはちなみに私の歯です。
人間の咬む力は、成人の大人では60Kg程度と言われています。
その力を支える歯は頑張っているんですね。

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