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物作り2

2012-04-20

 前回紹介した本の中の面白い話。

著者の椎野氏が、1970年当時、自分の設計したギターに使う弦を色々と試していた時、いくら頑張って日本の弦メーカーの開発担当者と試作品を作っても、欧米のメーカーの弦にはかなわなかったと言う話がでていた。
最後は材料に使っている鋼の問題という所に落ち着き調べてみると、当時アメリカのメーカーが使っていたのはスエーデン鋼という鉄材。
これを扱っている会社は日本には無く、アメリカまで入手の交渉に出掛けたところ、アメリカでも扱っているのは1社のみ。
そこの社長に売ってもらいたいと交渉した話がまた面白い。
どうしてもスエーデン鋼を手に入れたいと熱く語るが、「アメリカの弦があるだろう。それを使えば良いじゃないか」と言うばかりで、売ってくれる気配がない。
めげずに自分の思いを一種懸命伝えると、「それでは明日の夕方、ここのレストランに来なさい」と言われ会見は終了。
OKをもらえなかったが、とにかく諦めきれないので翌日、指定のレストランに行った。
そこにはその社長の一族や友人が沢山いて、彼が椎野氏が来た理由を皆に話し、「自分で自己紹介しなさい」と言われ、一生懸命に自己紹介と自分がどうしてここまで来たのか、説明した。
まるで、映画ゴッドファーザーの世界そのものの雰囲気で、かなり緊張したそうだ。
幸い皆の承諾をもらえ、スエーデン鋼を手に入れることができたそうだ。
この話し、2つのポイントがある。
1つ目は仕事は信頼した人間としかしないとアメリカの社長の姿勢。
2つ目は、とことん自分の仕事にこだわり、使う材料もこだわるという椎野氏の姿勢。
当院の技工士さんもこれに近い人達です。
技工士さんに仕事しやすい環境を提供するのも、歯科医師の大切な仕事と考えています。
また、そういう歯科技工士さんに選ばれる医院であり続けたいと思う。
そして自信を持って患者さんのお口の中に入れる入れ歯やクラウン等を提供出来るように、皆で更に頑張ろうと思う。

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