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歯が割れる2

2012-01-17

 前回の続きです。

神経を取る治療になってしまった患者さんからの質問。

「先生、この歯最後はダメになってしまうんですか!」に対して

私の説明は、「神経を取っても丁重に神経の治療をすれば、またちゃんと咬めるようになります。しかし長い間には神経の有る歯と比べると歯の弾力が無くなり割れやすくなる事もあります」となります。

歯が割れるというと「えーっ」と思いますか。

実はこれは時々起きることなのです。
下のレントゲン写真は、真ん中に移っている歯の2本の根の右側の方が縦に割れてしまっています。
こうなったからすぐに抜歯するとは限りませんが、やはり長く保つ保証はできません。
歯は神経が有るとそこには血管が有り、水分や栄養を受けています。従って歯の弾力はあり衝撃にも比較的耐えられます。
しかし、神経を取ると枯れ木のようになり弾力は失われます。強い衝撃等で割れてしまう確率が高くなります。
神経が有る歯は生きている木、神経を取った歯は木材のような感じです。
歯周病やむし歯予防の先進国スウェーデンのアクセルソンと言う有名な先生が、1970年代から30年に渡る定期検査の患者さんを調査して論文を出したことがあります。
その中で定期検査していても残念ながら抜歯に到る歯が少数ありました。その原因の75%は神経を取った歯の破折でした。
やはり神経は出来るだけ残す治療が優先されますが、残念ながら神経を取らないといけない事もあります。
うめつ歯科医院では定期検査時に噛み合わせのバランスを見て、バランスが悪く強く上下で咬んでいる歯は、周りの歯と調和するように調整します。
これも破折防止や歯周病の進行防止に大切なことです。

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